「投資動態」

製品イノベーションのイテレーションをスピードアップし、独自ブランドの構築に取り組む――広交会から東莞企業がどのように「サナギから蝶になる」かを見る

date:2021-02-10 14:48:28 source:本网
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  東莞のあるスポーツ用品メーカーが広交会現場で生放送している。

  コロナウィルスに影響され、多くの企業が世界経済の減速、世界貿易環境がますます複雑になり、注文が大量に減少するなどの苦境に直面している。東莞の数多くの輸出志向型外国貿易企業がどのように「サナギから蝶になる」かは常に外界の注目を集めるフォーカスとなっている。

  1年に2度の中国輸出入商品交易会(広交会)は中国対外貿易の晴雨計と風向標と言われている。広交会が東莞の対外貿易を促進する「成長の維持、構造の調整、バランスの促進」に重要な役割を果たすために、東莞市商務局は188社の企業を組織して10月15日から24日に開催される第128回広交会に参加した。

  企業に協力して広交会を有効に利用して注文を取り合うため、東莞市商務局は積極的に省交易団が主催する3回の生放送授業のトレーニングに協力し、今回の広交会のオンラインプラットフォームの機能最適化のハイライト、出展企業がクラウド展示室の情報展示効果を高める実用的な方法及びクラウドホールのアカウント管理及び展示品情報のアップロード操作過程、出展企業がどうやって生放送マーケティングを行うかなどを重点的に説明し、出展企業に展示会の新時代を開くように協力し、新しいチャンスと挑戦を迎える。

  記者は広交会に参加した東莞の対外貿易企業を訪問して、疫病がもたらした苦境に直面して、東莞の多くの企業は積極的に製品のイノベーション、ハイエンド化、定着化、ブランド戦略などの措置をとって、多くの企業がコロナウィルスのチャンスをつかんで注文が急騰していると聞かれた。

  黄埔税関からのデータもこのポイントを証明できる。黄埔税関の統計によると、最初の3四半期において、東莞市の対外貿易輸出入額は9685.1億元であり、去年比で(以下同じ)2.2%下落し、下落幅は1~8月より2.5%縮小し、全体規模は全省第2位となった。このうち9月の輸出入額は1384.9億元であり、15.8%伸び、8月より14.8%増で、広東省全体の伸び率より5.6%上回ったという。

  技術のイノベーション

  新規製品が輸出額の大幅な増加を推進する

  「今年の1~9月に、私達のOEM輸出業務は1.5億元ぐらいで、去年比で10%増があった。成長は主に技術革新によって生産された新製品である。」広東ロマンススマートテクノロジー株式会社(以下「ロマンスインテリジェント社」という)の対外貿易監督である厳麗萍氏は記者に対して、今年の1~9月に、新製品はロマンスインテリジェント社の輸出額に約4000万元の収入をもたらし、新製品がないと、会社のOEM業務はマイナス成長になるかもと述べた。

  ロマンスインテリジェント社は電気歯ブラシ、ストレート・髭剃りなどの個人看護とヘアメイク製品を生産する企業である。今回の広交会に参加して、ロマンスインテリジェント社は重点的にカールや電気歯ブラシなどの製品を展示して、お客様からの注目を集めた。

  「毎日取引先の引合があり、業務担当者がフォローアップしている。」今回の広交会の収穫について、厳麗萍は笑顔で記者に語った。

  今年の初めに、多くの外国貿易企業と同じように、ロマンスインテリジェント社の輸出状況は非常に楽観的ではなく、毎月の業務の輸出額は800万から900万元ぐらいしかなかったが、新製品に頼り、ロマンスインテリジェント社は迅速に不利な局面を転換してきた。

  今年の1~9月には、ロマンスインテリジェント社は20種類以上の新製品を生産し出した。厳麗萍氏によると、会社の強力な技術開発能力によって、お客様の製品の革新に関する要求は全部速く満足できる。例えば、フランスのお客様のご要望にお応えて改善された直髪器製品は今年300万元ぐらい輸出し、中東のお客様のご要望にお応えて、新規設計の自動ヘアカーラーの今年における累計輸出額は1,000万元になった。

  新製品に頼るのはロマンスインテリジェント社だけではない。

  東莞市金河田実業有限公司(以下「金河田社」という)は東莞に根を下ろして30年近くの製造企業であり、主にコンピュータのケース、ケースの電源、オーブンなどの三つの製品を生産している。今年1~9月、同社が今回の広交会で重点的に展示したケースの電源製品とパソコンケースの製品の販売はそれぞれ76.7%と11%伸び、オーブンの販売は16.7%伸びた。

  この会社の販売総監督である趙華氏は記者に教えて、「昨年1月から9月にかけて、実際に約8.5ヶ月間着工したが、今年の1月から9月にかけて、コロナウィルスに影響され、実際に約7ヶ月間着工しなかいので、この増幅は大変満足している。」と述べた。

  金河田の成長はコロナウィルスの発生による需要の一方で、同社から製品に対する新しい展開が続いている。

  金河田の商品陳列ホールに入ると、様々な流行やクールなケースが陳列棚いっぱいに並べられている。趙華氏によると、ここに展示されているケースの多くは新製品で、会社は全部で1100名以上の従業員がいて。その中に60名以上の技術研究開発人員がいて、会社の新製品の発売スピードを保証できる。このような広交会では、金河田が展示している30種類以上の製品のうち、3分の1が新しく発売された製品である。

  東莞の多くの企業が新製品を開発してコロナウィルスに対応する現象について、広東省委員会党学校の元副校長である陳鴻宇氏は、コロナウィルスが発生した時に、多くの企業が科学研究の革新を展開し、自分のコア競争力を持つことがどんなに重要かを認識してきて、企業がコロナウィルスに対応する他の各種手段は、安定供給チェーン、生産方向の転換、ハイエンド化への転換、サービス型への製造転換などを含み、「科学研究革新」というキーワードをめぐると述べた。

  モデルチェンジ・アップグレード

  ハイエンドのカスタマイズにより、製品の付加価値を高める

  「今回の広交会で私たちが重点的に推進するのは、市場に入ったばかりのハイエンド製品である痕のない額縁である。」今回の広交会については、東莞中世拓実業有限公司(以下「中世拓社」という)の韓靖社長が述べた。

  中世拓社は、高光インクジェット紙、カラースプレー紙、熱転写紙などの製品を生産する企業であり、年産は約1億元で、今年の販売は20%ぐらい伸びそうである。その中には無跡フォトフレームなどのハイエンド製品が主力となる。

  広東雷洋智能科技株式有限公司(以下「雷洋知能」という)の対外貿易マネージャーである杜丹氏が記者に教えて、今回の広交会で、雷洋智能は製品、展示室と展示形式の上で前回に基づいて調整して昇格させて、特許新品の数を大幅に増加させて、もっと多くのお客様の注目を集める新商品を展示し、会社が研究開発における投資の実力を示し、お客様の選択の確率を向上させることができるという。

  「大胆にインパクト背景を採用することで、キャスターと製品の視認度と立体感を高め、訪問者が初めて生放送に戻る確率が高くなり、滞在時間が長くなる。ライブ形式では、お客様の製品に対する共感を高めるために、雷洋知能は地域別の目標顧客に対して異なる製品を展示してる。表現形態ももっと豊富である。」杜丹氏は、ラテンアメリカ市場に対してロッド音響などのため、現地の音楽とダンスの要素を適切に取り入れたデモンストレーション製品を発表した。

  杜丹氏によると、雷洋知能は今回の広交会での注文金額は900万ドルに達すると予想する。

  コロナウィルスに遭ってみんなに外出のペースを遅くさせて、箱の業界に重大な影響を受けさせたが、東莞のある箱の企業は固定化された製品を通じて注文の落ち込みに対応している。

  東莞市莎米特バッグ有限会社(以下「莎米特」という。)は各種類のカバンを専門に生産している。今年以来、同社の伝統的なビジネスの落ち込みは明らかだが、カスタマイズ業務は非常に人気がある。

  「韓国など海外や国から注文がたくさん来た。単価は高くないが、会社にとって大きな意義がある。」莎米特会社の業務マネージャーである陳斌氏によると、海外のあるチェーンブランド大手がサマーミットに注文した多機能カバンは今年に入ってから大量に出荷された。莎米特の全オーダー商品の合計出荷は今年で50万個を超えた。

  陳斌氏は、顧客からオーダーメイドの要求を提出し、金型の開発、生産、納品に至る。莎米特は迅速に取引先の要求を満たすことができて、主に会社が20数人の研究開発チームがあるおかげで、彼らは取引先の需要に迅速に応えられ、莎米特の機能バッグはすべてカスタマイズされた製品であると述べた。

  商務部研究院国際市場研究所の白明副所長によると、製品のハイエンド化のルートとは産業のモデルチェンジ・アップグレードの表れであると述べた。

  白明氏は、まだこのルートに入っていない企業がいくつかの重要な一環を捉えて技術のコントロールを強化し、他の段階でブランドの影響力とサービスを向上させ、すでにこの道に進んでいる企業は、疫病が存在するかどうかにかかわらず、順次前進していく必要があると提案した。

  セカンドドライブ

  「製造+ブランド」は市場開拓の力となる

  近年の対外貿易のモデルチェンジとアップグレードの深さに従って、東莞の対外貿易の企業はすでに次第に労働者の輸出から代行の輸出とブランドの輸出に転向した。多くの対外貿易企業は自社ブランドの輸出に頼り、効果と利益が著しく増強してきた。

  「中東の一部の空港では、莎米特ブランドのバッグが高級品として位置付けられ、最も目立つ位置に配置されている。」陳斌氏が誇りをこめて記者に教えて、同社が現在莎米特と凌日の2つのブラントをもっていて、独立したブランドの輸出は、会社の総輸出の30%を占めていると述べた。

  強いブランド力のおかげで、今回の広交会のブランド展示館に選ばれた。

  ロマンスインテリジェント社は同様に代行輸出と自主ブランド輸出の2つのモデルを採用しており、会社の李鋒宝副総経理は、ロマンスインテリジェント社が多国籍電子商取引を通じてロマンスインテリジェント社自身が持つブランド製品を販売する一方、代理制で海外で販売していると述べた。

  「私達の自主ブランドの製品は2018年からクロスボーダーのルートを歩き始めた。2019年に新開発は代理制モデルを作り出した。現在自主ブランドの製品の輸出額はすでにロマンス知能の輸出額の30%を占めていて、成長しつつある。」と李鋒宝氏が述べた。

  金河田の製品はドイツや日本で最も売れているが、日本市場を例にとると、金河田のオーブン製品は昨年から日本市場を開拓し始めたが、今年は40%増の30万台以上を輸出している。

  「私たちはよく売れるだけでなく、高く売れるだけでなく、ドイツや日本市場では、同じ製品よりも20~30%高い。」と趙華氏が述べた。

  東莞邦沢電子株式会社は、ブランド化の面でさらに進み続け、さらに進んでいる。 同社の自社ブランド「Bonsaii」は、ヨーロッパ、米国、日本で商標保護を申請している。

  今後、邦沢電子は「製造+ブランド」のセカンドドライブを実現し、関連業界の蛇口企業との協業により、邦沢電子のブランド・マーケティング能力を大幅に向上させていく。


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