【新華社アモイ５月２９日】中国商務部はこのほど、文化貿易促進キャンペーン「千帆出海」の推進会を福建省アモイ市で実施した。同キャンペーンは「文化の海外進出の帆を揚げ、貿易協力の橋をかける」がテーマ。文化貿易促進プラットフォームをいくつか立ち上げ、国際的な影響力や競争力の高い文化貿易のリーディングカンパニーを多く育成、デジタル文化貿易の急成長を促し、文化貿易規模を拡大する狙いがある。
同部サービス貿易・商貿（商業・貿易）サービス業司の王東堂（おう・とうどう）司長によると、中国の文化貿易額は２０２１年に２千億ドルを初めて突破。２２年には約１１％増えて２２００億ドル以上となり、うち文化商品は１８０３億ドル、文化サービスは４１４億ドルだった。中国の文化商品の貿易額は数年連続で世界首位を誇っている。文化貿易の発展は「文化強国」「貿易強国」の建設にとって避けては通れない道となる。
同キャンペーンでは政府が協力の懸け橋となり、①展示会や商談会、オンラインプラットフォームなどにより、各地の特色ある文化商品・サービスをＰＲする②広範囲で影響力の大きい文化貿易促進イベントを開催、文化貿易企業の国際市場開拓を後押しする③業界団体や文化分野のプラットフォーム企業による各種のイベントを開催し、文化企業の新しい海外進出ルートを切り開くのを奨励する－などの取り組みを予定する。
