【新華社北京８月１日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会（ＣＦＬＰ）が７月３１日に発表した７月の非製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５１・５だった。前月から１・７ポイント低下したものの、節目の５０を上回り、拡大傾向を維持した。
同センターの趙慶河（ちょう・けいか）高級統計師は、７月の非製造業ＰＭＩの特徴として次の２点を挙げた。
①サービス業ビジネス活動指数は５１・５で、１・３ポイント低下したが、拡大圏にとどまった。業務規模が拡大し、伸びがやや鈍化。業種別に見ると、夏季の消費にけん引され、人々のレジャー活動や旅行が増加し、鉄道運輸や航空運輸、宿泊、飲食、生態系保護・公共施設管理、文化・体育・娯楽などの業種でいずれも５５・０を超え、市場が活気づいていることがわかった。新たな原動力も強まり、電気通信・ラジオ・テレビ・衛星通信サービスやインターネットソフトウエア・情報技術サービスなどは６０・０以上で推移、企業の経営活動が活発になり、業務規模が拡張した。市場見通しは業務活動予想指数が５８・７と高い水準を維持し、調査対象２１業種のうち不動産業を除く２０業種でいずれも節目を上回った。企業の信頼感は安定している。
②建設業は拡大を維持した。建設業ビジネス活動指数は５１・２と前月を４・５ポイント下回ったが、拡大基調を維持。高温・多雨などが施工に影を落とし、進捗が遅くなった。市場見通しでは業務活動予想指数が０・２ポイント上昇の６０・５だった。景況感が低下したが、多くの建設業企業の市場見通しが高まった。
