2001年に東莞で設立され、2019年から2023年までの5年間の年平均成長率は30%から40%に達した。生産額は年々急速に増加しているが、機械を人へ置換えたことで、企業の労働者数は累計で1/3減少した......これが快捷達通信設備(東莞)有限公司(以下「快捷達」と略称する.)の東莞における発展経歴の「縮図」である。
快捷達はシンガポール企業Aztech Systems Ltd が2001年に東莞常平鎮で設立した企業で、主にモデム、テレビドアホン、無線ルーター、スマートベッド、電気ネコ、ウェブカメラ、LED省エネ照明器具などの製品の開発、設計、製造及び販売に携わっている。多くの製品技術は業界トップレベルにあり、独自のブランドを持ってあり、製品は主に欧米と東南アジア地域に販売されている。
同社の賀朝陽副総経理は記者に対し、「快捷達がここ数年東莞に根を下ろして発展している中、深く感じていることは、地理的に優れているだけでなく、東莞の産業サプライヤチェーンも非常に成熟しており、東莞で製造業を発展する上で非常に良い環境だ」と語った。「快捷達はきっと引き続き東莞での投資を拡大するに違いない。」
自動化
労働者人数は三分の一減少
7月5日、快捷達の生産現場に足を踏み入れた時、記者は労働者たちが緊張して忙しそうにしているのを目にした。しかし、見渡す限り、広大な生産現場には、労働者の数は多くなかった。
話によると、現在快捷達の主な製品は、防犯カメラとスマート家具製品の2種類がある。防犯カメラでは、関連製品が欧米市場のトップ3を占めている。スマート家具製品では、企業が発売するスマートマットレスが主力だ。このマットレスは、メモリー機能とモニタリング機能を備え、ユーザーの心拍数や血圧などのデータをモニタリングし、異常が発生すると警報を発する。快捷達は2017年からスマートマットレスの輸出を開始し、現在、毎月6000—8000セットのマットレスを輸出しており、米国での販売価格は2000ドル以上に達しているそうだ。
これらの製品はいずれも品質に対する高い要求があるため、ここ数年、同社は研究開発への投資を継続的に拡大し、積極的に「自動化」を推進して、製品の品質を向上させるとともに、更なる生産拡大と生産効率向上にもなる。
賀氏は記者に次のように語った。快捷達はリーン生産を全面的に推進し、「機械による人の入れ替え」の自動化、スマート化生産への改造を積極的強力に推進している。ここ数年来、企業は機械による人の入れ替えにより、労働者は2017年の3000人から現在の約2000人まで減少し、生産効率が大幅に向上した。この過程で政府の強力な支持を得た。
賀朝陽氏は、「機械による人の入れ替えにおいて、私たちは多くの補助金を獲得した。例えば、2018年に獲得した自動化の補助金は200万元を超えた。」と述べた。
快捷達は現在、関連企業と協力して生産ラインのスマート化改造を進めており、生産効率がさらに向上するそうだ。
増資能拡
東莞での投資を継続拡大
「東莞を深く信じているため、私たちはここ数年、東莞での投資を絶えず拡大している。自動化に加えて、工場の新築も進んでいる。」と賀朝陽氏は記者に話した。会社は2021年に設立されたばかりだが、2005年に初めての増資と生産拡大、工場の新築を行った。
賀朝陽氏によると、快捷達が従事しているのは製造業であり、企業の発展規模の拡大に伴い、必ず新しい労働者と機械設備が増加になり、労働者の寮、生活区などを必要になる。既存施設は新しい労働者をは収容できないため、新しい工場区を建設するしかない。
2020年、快捷達は以前購入した土地を利用して、新しい工場を新たに建設したそうだ。
快捷達が東莞での投資拡大の理由について、賀氏は次のように話す。快捷達は進出して以来、地元政府から多くの支持を得ており、企業に自動化補助金を提供しているほか、その他の面でも大きな支援を得ている。例えば、東莞が打ち出した実体経済の発展を促進する一連の政策のおかげで、快捷達は多くの銀行から融資を受け、企業の発展に金融支援を提供してもらった。
賀氏は、多国籍企業として、企業がある地方に投資する場合、主にその地方全体のビジネス環境および関連する産業サプライヤチェーン能力を見なければならないと述べた。賀氏は、「東莞の優位性は産業のサプライヤチェーンが非常に完備しており、上下流は非常に完備しているため、東莞で製造業を発展させる上では独特な優位性を持っている。」、「快捷達はきっと引き続き東莞での投資を拡大するに違いない。」と述べた。
