6月10日、中国潮玩の都2025潮玩産業エコシステムパートナーシップ大会が石排鎮「中国潮玩の都・潮玩センター（本部）」で開催された。大会には400社以上の業界を牽引する企業や機関が集まり、ブランドマーケティング、生産製造、テクノロジーエンパワーメント、研究開発デザイン、金融貿易など産業チェーン全ての環節を網羅し、潮玩産業のイノベーション発展路線を共同で探り、産業資源の深度融合を推進した。
潮玩産業エコシステムを構築する
「潮玩ビジネスなら、潮玩センターへ！」と石排鎮党委の主要担当者は挨拶の中で述べた。潮玩産業の質の高い発展には集積化が支えとなる。現在、東莞市と鎮の二層政府は政策支援を継続的に強化し、潮玩産業の質の向上とレベルアップを全力で推進している。産業の核心拠点エリアとして、石排鎮は完全な産業エコチェーン、専門化したサービスチーム、そして的確な政企業連携メカニズムを武器に、すでに潮玩企業が集積して発展する最適な選択肢となっている。今後、潮玩センター（本部）は入居企業と連携し、生産サービスの最適化、需給の的確な連携、そして集積化による共通の繁栄の道筋に焦点を当て、政企業の深い協力を通じて、国際的な影響力を持つ潮玩産業エコシステムの共同構築を目指す。
石排鎮党委の関係者は大会で石排鎮と潮玩センター（本部）をテーマにプレゼンテーションを行い、世界中の優良プロジェクト、優れた企業、卓越したチームや個人に心からの招待を発出し、皆さんが石排という熱土に集まり、起業やビジネスを創造し、夢を叶えることを歓迎する。
イベント会場には多くの潮玩企業が出展していた。その中で、出展者のMoximoxiは潮玩産業に特化した一貫型IPサービス企業だ。業界でのリーダー格として、同社は独自IP「大力招財」という市場で高い影響力を持つキャラクターを保有するだけでなく、多数の優質IPのライセンス資源も掌握している。ユニークなデザインコンセプトと高度な工芸水準を活かし、同社が創出したIPキャラクターはすでに北京、上海、広州、深センなど一線都市の核となる潮玩ショップに進出し、若い消費層の間で人気のホットアイテムとなっている。
Moximoxiの関係者は石排の潮玩産業発展に触れ、「石排のここ数年の潮玩産業の発展スピードは、竹の子のように勢いよく芽吹いて成長している。本当に思いもよらなかった」と感慨深く語った。同産業の定位は非常に先見性に富んでいる。一方でZ世代の潮玩文化に対する情感的共鳴を的確に掴んでおり、もう一方で地元が工芸の細部や製品の精密度に注力している点は、当社が追求する高品質IPの理念とまったく一致している。金型開発から塗装工芸、素材選定からシーン化デザインまで、石排は全産業チェーンの連携優位性を活かし、独自の特色を持つ潮玩エコシステムを段階的に構築しており、これは間違いなく業界に強い発展推進力を注入している」と述べた。
産業エコシステムが強力に拡容する
大会会場では、IPインキュベーター、スマートマニュファクチャリング、クロスボーダーECなど潮玩産業の全てのチェーンをカバーする26社が、「中国潮玩の都・潮玩センター（本部）」への入居意向協定を正式に調印した。今後は同センターの産業連携センター、ライブECセンター、サプライチェーン管理センター、工業デザインセンター、産業エンパワーメントセンターの五大核心ブロックに入居する。
中国中央放送総台傘下の中視実業集団など11社・機関が「中国潮玩の都・潮玩センター（本部）」と戦略的パートナーシップを締結し、今後はコンテンツ共同創作、チャネル共同構築などの分野で深度協力を展開する。さらに複数の企業が第15回中国国際アニメ博覧会への出展意向協定を同時調印し、2025年の潮玩盛事の前哨戦となった。
この大会は提携調印のプラットフォームだけでなく、潮玩産業の最先端の思想が衝突する場でもあった。参加者は業界の最新動向とイノベーション方向を深く議論し、最先端情報と実践経験を共有した。「本質的な内容が満載」というのが会場の共通認識だった。豊富な交流内容は、参集企業が市場のペースを掴み、自社のアップグレードを推進するための貴重な参考資料となった。
中でも、湾区潮玩文化創意産業連盟は2025年の需給連携リストを正式に発表。これは産業チェーン上下游の企業に明確な協力方向を提供するだけでなく、データ化マッチングメカニズムを通じて、企業の効率的な資源連携をサポートする。
