近日、記者は東莞市黄江鎮を訪れ、東莞泰合複合材料有限公司の生産工場では、従業員たちが緊張しながらも秩序正しく高性能マウンテンバイクのフレーム一批を梱包・コンテナ積みしており、間もなくヨーロッパ市場へ出荷される。
「現在世界の一部の競技用車種で最も軽いフレームは、我々が開発・生産したものです」と東莞泰合複合材料有限公司の税関業務責任者である陳羣樺氏は述べ、「我々の製品はオリンピック、ツール・ド・フランスなどの国際トップレベルの大会で披露されており、今年に入ってから生産ラインは常にフル稼働状態にあります。今年の1～8月、我社の自転車及びその部品の輸出は21％増加し、今後の発展の勢いにも大きな自信を持っています」
黄埔税関の統計によると、今年の1～8月、東莞市の対外貿易輸出入額は1兆300億元人民元に達し、全体規模は広東省内で2位を維持している。同比で14.6％増加（以下同じ）し、全国平均を11.1ポイント、広東省平均を10.4ポイント上回っている。そのうち、輸出額は6296億8000万元で9％増加し、輸入額は3959億2000万元で24.9％増加した。
その中で、単月の輸出規模は過去35ヶ月で最高記録を更新した。8月の東莞市輸出額は873億6000万元に達し、2022年10月以来の最高値となり、同比で15ヶ月連続でプラス成長を維持している。
一般貿易・保税物流は引き続き好調に推移。1～8月、東莞市の一般貿易輸出入額は4859億3000万元で20.3％増加した。同期間の保税物流輸出入額は2706億3000万元で18.1％増加した。
民間企業による対外貿易の牽引力は顕著。1～8月、東莞市民間企業の輸出入額は6426億3000万元で22.4％増加し、同期の東莞対外貿易成長率を13.2ポイント押し上げ、同期東莞市輸出入総額の62.7％を占めている。
新興市場の開拓に成果あり。1～8月、東莞市の東南アジア諸国連合（ASEAN）、インド、中東、メキシコ、ブラジル向け輸出入額はそれぞれ39.5％、18.8％、36.2％、6.5％、6％増加し、合計で27.6％を占めている。
機電製品の輸出・輸入は双方向で増加。1～8月、東莞市の機電製品輸出額は4394億3000万元で13％増加し、同期東莞市輸出総額の69.8％を占め；機電製品輸入額は3446億元で33.6％増加し、同期東莞市輸入総額の87％を占めている。
